風呂敷の基本

ひとつ結び

では風呂敷の基本の結び方、「ひとつ結び」を早速やってみましょう。

まず適当な大きさの風呂敷を一枚用意します。
結び方の練習ですので、家に風呂敷がなければハンカチなど
近くにある布で代用していただいてもかまいません。

「ひとつ結び」は一度聞いたらすぐできる非常に簡単な基本の結び方です。

まずはじめに、どこでも良いので風呂敷の角を一つ持ちます。
次にその角を手で握って先を細くして持ちます。

細くなった部分を1回転させて輪を作り、手前から輪をくぐらせて後ろへ通しておきます。
通したら先端を引っ張り結び目を固くして完成です。

非常に簡単にできたかと思います。これがまずはじめに覚えておく
基本の結び方の一つで、ここからさまざまな結び方を加えて
用途に合った物に形を変えていきます。

基本と応用

この「ひとつ結び」以外の結び方としては、一つ結び、二つ結び、
真結び、四つ結び、平包み、竿包み、隠し包み、すいか結び、
ローズ結び、リボン包み、瓶包み、等いろいろな結び方があります。

風呂敷はいざという時に結び方を変えるだけで、たくさん物が入る
カバンだったり、お客様用のギフトを包むものだったり、ペットボトルや
瓶などを運びやすくする手提げにとお洒落に幅広く使い方ができます。

和柄だけでなく人気の北欧柄など女性に人気の柄もありますので、
結び目をリボンのように変えたりするなどしてアレンジすれば
普段使いのカバン用にもなります。

オシャレな柄

大判の風呂敷であれば、外出中肌寒いときには両方の角を2か所結んで
輪を作り、そこに腕を通せば、カーディガンのように防寒着として使うことも
出来ますし、食事の際にテーブルクロス代わりに広げたり、周りに見られないように
目隠しとして吊るしたり、何か物を運ぶ際も物の形に合わせた結び方で
安定感のあるカバンに変わりますので、緊急時や災害時には
非常に役にたつアイテムです。

折りたためば場所も取りませんし、軽いですので常にカバンの中に
常備しておくと大変便利です。