水との相性

撥水風呂敷

撥水風呂敷に使われているポリエステル繊維には、フッ素による加工がされています。
フッ素は水を撥ねさせて、しみこみにくくする性質があり、撥水性が高くなるので
急に雨が降ってきた時に衣服の上に被ってレインコート代わりになることもありますし、
水に濡れて困る物を持つ際に、風呂敷で包むことにより、中の物をある程度
濡れないようにすることも可能になるでしょう。kyofuroshiki.net風呂敷の通販サイト

ポリエステル繊維
ただし、撥水風呂敷の生地の織り方によっては撥水性に違いが出るので、注意が必要でしょう。


撥水風呂敷の中でも、水を漏らしにくいものは、水を汲んで運ぶのも可能になることがあります。
同様の撥水加工をしていても、生地の種類により糸の太さや織り方に違いがあるので
撥水ができても水が中にしみこむ度合いに差が出てしまうためです。


織り方に隙間が少ない生地の方が、水漏れをしにくくなります。
購入前に織り方や商品の説明を確認をするように気をつけてください。


最も織り方が密になっているのは、平織りタイプの風呂敷です。
四隅をバッグの持ち手のように結び合わせ、バケツ状にして中に水を入れると
そのまま運ぶことができるでしょう。

タイプによる違い
約1m四方の風呂敷であれば10リットル程度の水を運ぶことも可能です。
2番目にサテン生地が多く、6リットルもの量の水を運べます。


アムンゼン生地は少量であれば可能ですが、水漏れがしやすいでしょう。
織り目に隙間があるちりめん生地の場合は撥水はしても、すぐに織り目の間から
水が出てしまうので、水を運ぶ目的としては利用しないようにしてください。


撥水風呂敷は加工されていることから、汚れた時に洗濯できるか
不安になる方もいると思われます。


洗濯機での水洗いもクリーニング店でドライクリーニングの依頼もできるのですが、
洗剤には注意してください。


一般的な洗濯用洗剤を利用して洗うには問題がありませんが、
柔軟剤や漂白剤を付けると撥水機能が低下する恐れがあります。


柔軟剤や漂白剤の成分が入った洗剤は絶対に利用しないよう気をつけてください。